英文法を勉強するタイミング
英会話の学習に何故英文法学習が必要か、そして重要な英語の語順、動詞、冠詞と名詞についてお話ししてきました。
ここでは、こうした英文法学習が身についてきたら始めたい、英語日記についてお話します。
英語日記を書こう
英会話上達には、英語で日記をつけるのはとても効果的です。と言っても、日本語感覚で英文を書いていては、中々英語は上達しません。
英会話学習の基本は「物真似」です。それは英語日記も同様です。
英語日記を書く時に必ずして欲しい事が3つあります。
- 絶対日本語文を作らない
- 「誰が・何が」「どうした」を常に考えて書く
- 書き終わったら読み直す。2,3日後にまた読み返す。
日本語を英語に訳すのはプロの仕事です。初心者・初級者の技ではありません。日本語を英語に訳すのではなく、英語らしい表現を身につけて、それを「日記にして書く」事で、初めて効果的なのです。
スピーキング練習法で言い換え練習しノートにまとめるようにお勧めしましたが、英語日記ではこの自分流表現集や英語表現集を使い、辞書を一切使わず自分の言える範囲から始めます。
大切なのは「英語で」表現する事。その為には、まず「真似事」から入る事です。
辞書を引き引き1時間かけて書いた文章は、すぐに忘れます。 それなら、1日3行程度で構いませんから、小まめに行ったほうがずっと効果的です。自分表現ノートがたまり始めたら、英語日記に挑戦するようにして下さい。
どうしても英語で思いつかなかった場合は、「誰が・何が」「どうした」という英語の語順で日本語を書き直すようにします。また、「日本語」を英語にしやすい日本語に直して、自分の知っている英語で表現できるようにします。
こうして書いた英語日記は、必ず読み返し、冠詞や名詞、主語・述語の一致などの基本事項を確認します。
書き直しは面白い作業ではありませんが、これによって英語力の付き方が断然違ってきますから、ぜひ英語学習に取り入れてましょう。
自分の書いたものを読み返さずに、10回日記を書くよりも、自分の日記を2・3回、日をおいて見直した方が、自分の間違いに意識が向き、断然、英語力が伸びます。
英語日記をつけていると、段々「もっと英語で表現したい!」という気持ちに駆られる事でしょう。それは、英会話学習を続ける機動力になります。これが一番の学習効果かもしれませんね。