英語のリスニング練習法
英語のリスニング練習は英会話習得のための基本中の基本。これまで英語徹底リスニング練習法、や、英語が聞き取り易いように、英語の音の仕組みについて説明しました。
ここでは、英語学習に絶対必要な、英語のまま記憶するコツについてお話します。
英語のまま記憶するコツ
英語学習で大切なのは日本語訳せずに場面をイメージしながら英語を聞く事です。
例えば、Nice to meet you. という言葉を聞きながら「初めまして」という挨拶をする場面をイメージするわけです。その方が記憶に残りやすいからです。
けれどもこの方法、英文が短いうちは簡単ですが、英文表現が長くなると音声→イメージ化というパターンが作りにくくなります。
そういう時は、ちょっと日本語の助けを借りて記憶に残りやすいようにします。
例えば
"Please let me know when is convenient for you."
が長く感じたら、日本語訳の助けをかります。
ただし、「都合の良い時間をお知らせください。」という日本語訳では却って有害。
"Please let me know when is convenient for you."
「どうぞさせて下さい/ 私に/ 知る/ いつが便利であるか/ あなたにとって」
と直訳に近い日本語を英語の語順のまま並べます。そうすると、英語の語順が頭に残りやすくなります。
直訳の日本語だととても不自然な表現になりますが、英語的な表現(例えば let me know) が身につきやすくなります。
この方法は、「長いな」と感じた英文のみに行えば充分です。知っている英文や充分耳に残る長さの英文にわざわざこの作業をする必要はありません。
「長いな」という感覚は、音を頭の中で上手く繰り返せませんから、直ぐにわかります。
英語徹底リスニング練習法を行っているうちに、英語の情報処理能力が上がって、「長くて音が繰り返せない」と感じる英文の数は減っていくはずです。
徹底リスニング練習法を毎日行うと、1、2週間後には違いを感じられ、最低でも1ヶ月後には、物真似が出来そう!と感じられるでしょう。
そうなったら、次のステップ、スピーキング練習を始めましょう。