英語を勉強する時の心構え
英語を勉強する時の心構え五か条。
目標をしっかり持って、小まめな学習が大切というお話をしてきました。
今回は当たり前の事なのにわかっていない「英語と日本語は同じではない」ことについて。
英語と日本語は同じではない
そんな当たり前の事わかっている!というあなたの声が聞こえてきそうです。でも、本当にわかっているかと言うと、案外「わかっていない」ことがわかってきます。
例えば、英語で『初めまして』は、"Hi, nice to meet you." 。この中に「初めて」に該当する英単語はありませんね。
「いらっしゃいませ。」は、"Welcome."より、"Hello." や "Good morning." 等、普段と同じ挨拶をしますし、「いってらっしゃい」「お帰りなさい」にだけ対応するような単語は英語にありません。
電話で「どちら様ですか?」と聞く時は "Who are you?" ではありません。これは「あんた誰?」になってしまいます。この場合、"Whom am I talking to?" 「誰と私は話していますか?」 なんて聞き方が一般的です。
こんな風に日常会話は「単語を訳す」作業とは全く別物である事が多いです。私が「英文法は後回し」を推奨するのもこのためで、「日本語を英訳する」よりも、「英語らしい表現を覚える」事に重点を置く方が使える英語を学べるのです。
使える英語表現を片っ端から覚えるのは何だか大変な感じがしますが、英語を徹底して聞く訓練を行うと案外簡単なものです。
英訳した変な英語を使うのではなく「英語らしい表現を覚える」のが英会話学習の基本です。
もう一度確認しましょう。英語を勉強する時の心構え五か条。